記事: Rondoozのブレザーが「着るアート」として英版『Vogue』に登場

Rondoozのブレザーが「着るアート」として英版『Vogue』に登場
2026年7月、ブランドの広告キャンペーンの一環として、個性豊かな2着のRondoozブレザーが英国版『Vogue』で紹介されました。英国版『Vogue』に登場したこれらのRondoozブレザーは、それぞれ歴史あるテキスタイル、オリジナルの絵画、手仕事による装飾の関係性を探る、一点ものの着られるアート作品です。日本庭園に着想を得た構図から、バルセロナ独自のモザイク表現まで、どちらのブレザーにも、ファッションをアートとして捉えるRondoozのアプローチが表れています。

ナラティブパネル・ゴブランブレザー
ナラティブパネル・ゴブランブレザーは、再生したニードルポイントのテキスタイル、ブラッククレープ、繊細な手描きのディテールを組み合わせています。一点もののアート作品として制作され、再制作されることはありません。
デザインには、趣の異なる2つの芸術的な物語が織り込まれています。フロントには、ビーズやクリスタル、真珠のようなディテールを取り入れた立体的な植物刺繍をあしらいました。これらの装飾が表面に豊かな質感を生み、光を受けて輝きます。一方、背面には日本庭園を描いたオリジナルの手描き風景が広がります。繊細な枝と、日本の美人画に着想を得た人物が、静かで絵画的な趣を添えています。

再生したテキスタイルは、ブレザーの構造にも重要な役割を果たしています。元の刺繍が持つ魅力を保ちながら、新たな表現へと生まれ変わらせています。その結果、この作品は、従来の主役級ブレザーの枠を超えます。テキスタイルの歴史と個人の芸術表現の結びつきから生まれた、身に着けられるアート作品です。

バルセロナ・モザイク・ゴブランブレザー
英国版『Vogue』に登場したRondoozのブレザーのひとつ、バルセロナ・モザイク・ゴブランブレザーは、バルセロナの視覚的な個性から着想を得ています。オリーブ色のテーラリングに、セビリアの伝統的な市場で見つけた、再生素材の絵柄入りニードルポイントを組み合わせました。
元の刺繍には、建物の正面、バルコニー、窓などの建築的なディテールが描かれ、人物や草木が織り交ぜられています。ブレザーの構築的なシルエットに合わせることで、テキスタイルがデザインにコントラストをもたらします。幅広のラペル、無地の袖、カーブを描くポケットが、仕立ての美しさを引き立てます。

背面の手描きのディテールは、バルセロナのトレンカディス・モザイク技法に着想を得ています。クリスタル、ビーズ、真珠のようなディテール、メタリックなパーツがデザインに質感を加えています。光を受け、動きに合わせて表情を変える装飾が構図に奥行きをもたらしながら、元のアートワークを主役として引き立てます。

一点もののブレザーとして、地域ならではの視覚的なモチーフ、再生した刺繍、細やかな手仕事をひとつにまとめています。また、その独創的な構成は、装飾を施した服が、表面的な装飾にとどまらず、芸術的な物語を伝えられることを示しています。
身に着けられるアートが描く、2つの個性的な表現
英国版『Vogue』に登場したこれらのRondoozブレザーは、コレクションとして楽しむ服の異なる2つのアプローチを示しています。ひとつは日本庭園の趣を取り入れ、もうひとつはバルセロナの建築とモザイクの伝統を映し出しています。
どちらも再生テキスタイルに、オリジナルの手描きアートと丁寧な装飾を組み合わせています。素材の歴史、芸術的なディテール、考え抜かれたテーラリングの調和を通して、Rondoozは一点もののブレザーを、季節の流行に合わせた服ではなく、コレクターのために制作する個別のアート作品として捉えています。
